- 会期
- 2024.11.2 (土) - 3 (日)
- 会場
- パシフィコ横浜
- 主催
- (一社)日本薬局学会 / (一社)日本保険薬局協会
ご挨拶
第18回日本薬局学会学術総会の開催にあたって
一般社団法人日本薬局学会 理事長
政田 幹夫
皆様におかれましては、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は、一般社団法人日本薬局学会の活動に対し、格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
この度、第18回日本薬局学会総会を2024年11月2日(土)3日(日)の2日間にわたりパシフィコ横浜にて開催させていただくこととなりました。今回、7年ぶりの首都圏現地開催であり、また、昨年同様ハイブリッド開催でもあります。昨年の名古屋国際会議場での第17回学術総会同様、一層多くの皆様方に参加していただけることを期待しています。
本年の学術総会は、大会長杉本修康((株)わかば代表取締役)氏のもとに「薬局の、底力。「本質」を創る今を」をテーマに行われ、3つの教育講演、14のシンポジウム1つのワークショップが行われ多彩なプログラムが用意されています。演者も行政・病院・大学・企業・保険薬剤師等々多彩な顔触れで、興味深い学術総会となる事と信じています。
日本薬局学会としても本年3月に定款の改正を行い、5月には理事20名、代議員50名の改選を行い、新体制のもと学会運営を開始したところであります。学会として、薬局・薬剤師として学術・研究・教育に取り組み、薬学及び医療の向上・国民の健康に貢献し、より良い医療環境の創造を成し遂げなければなりません。その為にも、学術総会においても、教育講演・シンポジウム・ワークショップ・一般演題(口頭・ポスター)において活発な質疑応答・議論により学術総会を更に一層盛り上げ、学会活動を充実して行くことを祈念しています。
末筆になりますが、日本薬局学会並びに会員の皆様の益々の発展を祈念いたしています。
第18回日本薬局学会学術総会 大会長
杉本 修康
第18回日本薬局学会学術総会にご参加いただき、心より感謝申し上げます。
日頃より日本保険薬局協会の活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。多忙な業務の合間を縫ってお越しいただいた皆様に、深く感謝の意を表します。
今回の学術総会のテーマは、「薬局の、底力。本質を創る今を。」といたしました。このテーマには、私たちの業界が直面している数々の課題に対する強いメッセージが込められています。人口減少と高齢化、労働力の偏在と縮小、人口対薬局数の増加、患者志向の多様化、市場環境の流動激化、異業種からの参入など、薬局業界はまさに多くの挑戦に直面しています。
我々は新しい発想で薬局に変革を起こし、確かな価値を生み出していくことを求められています。そして、長期的な展望を描ける強い競争力を持った薬局の在り方を追求していかなければなりません。患者さまから選ばれる薬局になるために、今こそ、薬局の「底力」を信じて立ち上がる時です。
今総会では、薬局の「底力」を更に強化するために必要なエビデンスレベルの高い情報を豊富に取り揃えました。薬剤師の職能発揮を促すアカデミックな内容から、薬局経営に関する実践的な知識、さらには災害対策、デジタルトランスフォーメーション(DX)、人工知能(AI)、LGBTQといった、現代社会のキーワードを盛り込んだ幅広いプログラムです。この豊富なプログラムを通じ、皆様が多くの知見を得ることによって、日々の薬局業務をバージョンアップする“何か”を掴んでいただけることと期待しております。
また、賛助会員の皆様による機器やサービスの展示エリアもございます。最新の技術やサービスを直接見て、触れて、理解する絶好の機会となるでしょう。未来の見本市のような感覚で、新しい発見が待っていることをお約束します。
今回の舞台である横浜みなとみらいは、近代薬学の発祥の地です。この歴史ある場所で、私たちは未来を切り拓くための議論を繰り広げます。みなとみらいは、美しい港の風景、多彩なグルメ、ショッピングエリアが広がる魅力的な都市です。まるで映画のセットのように、訪れる人々を魅了することでしょう。古き良き建物と最新の施設が共存する特別な場所で、リラックスしながら学術交流を深めていただければと思っています。
この学術総会を通じて、皆様と共に薬局の「底力」を再確認し、本質を追求するための新たな知見を共有できることを期待しています。これからも患者様に選ばれる薬局を目指し、業界一丸となって前進してまいりましょう。ご参加の皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。