ご挨拶
第10回日本薬局学会学術総会の開催にあたって
皆様におかれましては、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は、一般社団法人日本保険薬局協会及び一般社団法人日本薬局学会の活動に際しまして、格別のご高配を賜り厚く御礼を申し上げます。
さてこのたび、第10回日本薬局学会学術総会を平成28年10月29日(土)、30日(日)の2日間、京都宝ヶ池の国立京都国際会館で開催する運びとなりました。第10回という節目を京都で迎えることを大変嬉しく存じております。
この節目の年に、いま一度医薬分業の原点に立ち返り、服薬情報の一元的・継続的把握、24時間・在宅対応、医療機関等との緊密な連携機能を備えた「かかりつけ薬局」、さらには要指導薬品・衛生材料・介護用品等についての供給・相談・助言、医療機関への受診勧奨体制機能も兼ね備えた、地域住民による主体的な健康の維持・増進を支援する「健康サポート薬局」を目指すとともに、保険薬局のさらなる発展を期して、本学術総会のテーマを「保険薬局 躍動の年 真髄にせまる!! Restart ~千年の都 京都から~」とさせていただきました。
今回のプログラムもこのテーマに基づき、基調講演、共催セミナー、ワークショップなど多くの企画を準備しており、また各界の著名な先生方をお招きし、市民公開講座、特別講演、シンポジウム、教育セミナーにおいてご講演をいただく予定となっております。また、一般演題口演やポスター発表では、薬剤師並びに関係者の皆様から、日々の現場での地道な努力による研究成果が発表される予定です。
神戸大会、大阪大会に続き関西では3回目の開催となりますが、新たな時代を迎えた今こそ、革新の地、京都から保険薬局の躍動する姿を伝え、楽しくも熱気あふれる学会となるよう情報を発信してまいりたいと思っております。
京都は、一年を通じて見所がたくさんありますが、10月下旬は大変過ごしやすい季節であり、世界遺産を含む神社仏閣等の観光名所や旬の食材を堪能していただける時期でもありますので、多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
最後に、本学術総会開催にあたり、多くの医療関係者や市民の皆様におかれましては本会の趣旨をご理解いただきますとともに、ご支援・ご協力を賜りますよう、衷心よりお願い申し上げます。
第10回日本薬局学会学術総会 会長
松原 宣正
(株式会社ファルコファーマシーズ 代表取締役社長)