ご挨拶
第12回日本薬局学会学術総会の開催にあたって
皆様におかれましては、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は、一般社団法人日本保険薬局協会及び一般社団法人日本薬局学会の活動に格別のご高配を賜り厚く御礼を申し上げます。
さてこのたび、第12回日本薬局学会学術総会を平成30年11月3日(土)、4日(日)の2日間、名古屋国際会議場で開催する運びとなりました。
超高齢社会と医療の高度化が進む中、かかりつけ薬剤師、地域医療への貢献、対人業務へのシフト、24時間対応、在宅推進など薬局に求められる機能は年々増えてきております。その本質は医療機関と連携して、服用薬の薬学的管理による薬物療法の安全性・有効性の向上と、医療費の適正化に寄与することと考えられます。これらを実現するためには、保険薬剤師にあらゆる処方箋に対処できる幅広い知識と、患者様の特性に合わせた対応能力が必要となります。第12回日本薬局学会学術総会のテーマである「かかりつけ薬剤師の役割 満足から感動へ」には、薬剤師が自ら専門性を高め、患者様一人ひとりにあった服薬管理を支援していくことで、患者様からの信頼を得ることが出来るとの思いを込めました。
プログラムとして、シンポジウム、共催セミナー、ワークショップをはじめ、国内外から著名な先生方をお招きし、基調講演、特別講演、教育講演、教育セミナー、市民公開講座等を予定しています。また、一般演題口演やポスター発表では現場薬剤師の皆様から、日々の研究成果発表が行われます。
東海ブロックでの開催は、第4回の岐阜大会以来8年ぶりとなります。会場となる名古屋市は、日本列島の中間地点に当り、交通の便にも恵まれ、周辺には名古屋城をはじめ多くの史跡名勝があり、この機会にお訊ねいただければと思います。
最後に、本学術総会開催にあたり、多くの医療関係者や市民の皆様が、その趣旨をご理解いただき、ご参加、ご支援・ご協力を賜わりますよう、心よりお願い申し上げます。
第12回日本薬局学会学術総会 会長
野間 誠司
(株式会社メディカル一光 代表取締役常務取締役)