ご挨拶
第8回日本薬局学会学術総会開催にあたって
平素は、一般社団法人日本薬局学会及び一般社団法人日本保険薬局協会の活動につきまして、格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、このたび、2014年11月23日（日）から24日（月・祝）の２日間にわたり、広島市の広島国際会議場にて、第８回日本薬局学会学術総会を開催する運びとなりました。
今回のテーマは「今果たすべき保険薬局の使命 地域医療の実践～平和宣言都市広島からの決意～」といたしました。私ども保険薬局の置かれている現状は、近年大変厳しい状況であることは周知のことと思います。
ここ広島の地より、保険薬局として今成すべきこと、使命について考え、決意を新たに実践していくことがこれからの保険薬局に必要ではないかと考えました。
今学術総会のプログラムは、このテーマに基づき、「保険薬局・薬剤師に期待されている役割」「在宅チーム医療・プライマリケア」「外来がん治療」「日本版CDTM（共同薬物治療管理）」「改正薬事法における薬剤師の役割と責任」などについて、著名な先生方をお招きし特別講演・シンポジウム・教育セミナーにおいて、ご講演を頂く予定となっております。
合わせて共催セミナー・ワークショップなど、多くの企画も準備しております。そして一般演題では、学会員の皆様の日頃の研究成果が発表されることとなっております。
今学術総会の会場は、世界遺産の原爆ドームに隣接した平和宣言都市広島の中心部にあり、私達が過去を振り返り平和を考えられる場となっております。この地において開催される学術総会が、学会員の活発な発表と討議により、今後のあるべき保険薬局・薬剤師の姿や新しい時代へ向けた力強いメッセージを発信・宣言するために有意義なものとなることを強く期待するものであります。
つきましては、本学術総会開催にあたり、多くの医療関係者の皆様にその趣旨をご理解頂きますと共に、多くのご支援・ご協力とご参加を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
11月の広島は、もう一つの世界遺産であります厳島神社がある紅葉の宮島など、見どころが多くあります。また、牡蠣や新鮮な瀬戸内の幸、名物の広島風お好み焼きなど美味しいものを堪能できます。皆様を心からお待ちいたしております。
第8回日本薬局学会学術総会 会長
武田 宏